天竜川漁業協同組合HP

ご挨拶
Greetings & Introductions




組合長からのご挨拶

組合員、管内に釣りに来られる皆様には、日頃より組合活動へのご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。令和4年6月の理事会において、代表理事組合長に選任され重責を担うことになりました。若輩者ではありますが、皆様のご意見をお聞きしながら代表職を努めてまいりたいと思います。

三峰川下流域の濁水問題では、多くの釣人の皆様にご心配頂いていることと思います。このことに関しては昨年開かれた組合長会でも強く問題提起し、現在関係機関との協議を重ね調整を取りながら慎重に進めているところです。

昨年度は、アユ、渓流魚とも予定数量を上回る放流が出来ました。成魚、稚魚、親魚、発眼卵と多種多様な増殖の効果が出始めてきており、今後の集客に期待したいと思います。今後は電子遊漁証【FISHPASS】の本格始動が始まり、順調な売れ行きとなっており、利便性向上や増収に役立つと期待します。まだ不漁が続いている鮎漁につきましては、試験的に鮎ルアー専用区間を設けるなど新たな取り組みも開始し、昨年以上の良い結果が出せるように努力していきたいと思います。

近年の課題である組合員の減少、釣人の減少を防ぐ目的もあり、地域の子供達に小さな命に関心を持って頂く活動として、郡内6小学校で発眼卵飼育からの稚魚放流をして頂きました。こうした地道な活動を続け、未来の河川また組合活動を担う人材が育って欲しいと切に願います。

新型コロナウイルス感染症も5類相当となり、徐々に支部の釣りイベントなども以前の形に戻ると感じます。工事による濁水や河川環境の悪化、外来魚、カワウなどによる食害等の大きな問題もありますが、行政、各団体と情報共有しながら、より良い漁場づくり、組合運営を目指し、役職員一丸となって進めて参りますので皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

天竜川漁業協同組合 代表理事組合長 伊藤 伸一